WordPress をマルチサイト化に関するメリット・デメリットを解説。
マルチサイト化の手順はこちら
デメリット
プラグイン管理が面倒と感じる場面も
シングルサイトにはなかったネットワークと言う概念ができ、そこでサイト管理をすることになります。プラグインの管理を一部ここで行うようになります。
主にインストールなどの初期設定がネットワーク管理に変わりますが、なれないうちは不便と感じる場合もあります
サイトが重くなる
複数のサーバーで web サイトの運営されている場合、1つのサーバーに集約するので当然重くなりやすいです。
同じサーバースペースで複数 web サイトの運営されている場合でも、重くなるリスクがあります。
理由は1つのデータベースを複数サイトで使うということです。
また、1つのサイトにアクセスが増えて重くなると、他のサイトも芋づる式で同じく重くなります。
プラグインがマルチサイト対応でないと使えない
プラグインがマルチサイト対応でないと使えません。
使い慣れたプラグインを交換する必要性が出てくる場合があります。
セキュリティーリスクが高まる
1つの WordPress だということ
これは、結局1つの WordPress だということです。
3つのサイトを運営していたとして、1つ侵入されてしまえば3つともおかしくなる可能性が高いということです。
プラグインが増えてしまう可能性
例えば、アイキャッチぐらいにしか画像を使わないサイトと、画像をふんだんに使うサイトをマルチサイト化した場合、一方にしか使わない画像管理プラグインを使用したくなるケース出てくる可能性があります。
このように単独公開ならインストールしないで済むプラグインを入れることになるので、重くなったりセキュリティーリスクが増える可能性は否めません。
メリット
サイト管理が楽になる一面がある
プラグインの更新などは一括管理なので簡略化に繋がります。
メモリーリソース軽減になる場合も
WordPress はデフォルトのメモリー使用量が40Mと設定されています。対してマルチサイトは64Mとなっているため2サイトでも少量ですが軽くなります。ただしアクセス数が多い場合や、規模が大きい場合はメリットが少ないかもしれません。
サーバーのデイスクスペースを削減できる
WordPress は大量のファイル群で成り立っているので、個別で展開するよりは1つである方が小さくなります。
DB個数に制限がある場合役立つ
フリースペースなどではDB一つということもあるでしょうから、メリットは大きいと思われます。
セキュリティーが高まる
プラグインによっては、本サイトで設定すると子サイトも設定を引き継でくれるケースがあります。
その様なケースの場合、設定し忘れなどが防げセキュリティーは向上につながることもあります。